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さらば夏の日

〜単(ひとえ)の季節到来〜

The Season for Hitoe(Kimono without lining) Has Come

新学期が始まり、酷暑といわれた今年の夏も終わりをつげる頃です。
365日きものを纏う私は、節電の今年は例年になく帯下の肌が少しかぶれました。一日に3回着替える事も珍しくない暑さの中、重宝したのは麻の襦袢です。
風通しがよく洗濯も簡単。
洗濯は洗濯機で洗った後、乾燥機は使わずそのまましぼって干し、生乾きの状態で高温アイロンをかけます。乾きが早いので一枚あれば毎日使えます。
ポリエステル襦袢はさらに手間がかかりませんが、やはり麻の風とおしの良さには負けます。

また、洗濯機でなく手洗いのメリットは半襟をつけたまま洗えること。
脱いだらさっとシャワーを襦袢にかけ、気になるところを泡立てた洗剤で手で包み込むように洗います。そのままハンガーにかけて干せばOK。

夏のきものは9月の第一週まで、第二週からは単(ひとえ)の出番。ただし、温度差のある日々ですので、インディアン・サマーのような暑さの時には、半襟や帯を夏のものにあわせると良いバランスで風景にとけ込めますよ。
きものの醍醐味は「自然を纏い、見る者へも季節を運ぶ」
こんな想いを中心にきもの選びをすれば「格や季節のきまりごと」に頭を悩ます事もありません。
以下をご参考の上、さわやかな季節を楽しみましょう。汗をかいた夏のきものは早めに活け洗いにだしましょう。Kazumi流では各種悉皆(洗い、ほどき、したて等々)も承っています。

着物 歳時表

きもの

※提案!温暖化、暖房完備、仕立代の高さ、手入れの簡単さを考えると、
 決まりごとは決まりごとと知った上で、夏以外は単でも良いのではないでしょうか。

長じゅばん

  • 11月〜4月・・・袷(無双)仕立て。素材はポリエステルや絹など。寒いときはメリンス(ウール)も。

※提案!最近は暖房が完備されていますので、胴の部分はむしろ単仕立てにして、袖だけ袷にする方法も。そうすることにより、見える部分だけが冬らしく重みもつき、形のよい袖のふりになります。

  • 5月〜10月・・・単。その時期のうち7月〜9月の第一週くらいまでは絽(平絽、縦絽)、麻、レースなど夏ものの薄い素材。洗濯しやすいポリエステルも便利。

帯(帯揚げ、帯締め)

  • 6月〜9月第一週くらい・・・絽などの夏物ですが、帯締めは通年同じものでもOK。
  • 9月第二週目〜5月・・・ちりめん、綸子(りんず)

羽織

  • 10月中旬〜4月・・・袷の羽織。
  • 5月〜10月中旬・・・単。その時期のうち7月〜9月の第一週くらいまでは夏羽織。
by @kazumiryu

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Kimono


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