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2011年2月18日掲載

コンパニオン・アニマルとの絆

災害時、コンパニオン・アニマルを守る取り組み

災害で飼い主とはぐれた犬

最近、ニュース速報の地震発生ニュースが多く目につきます。
さらに噴火による避難ニュースを耳にするたび
「コンパニオン・アニマルたちは、どうしているのかしら」
「さぞ、心配なことだろう」と胸がいたみます。

辛い時に、心の友、相棒、子どもとして共にすごしてきた文字通りの伴侶動物(コンパニオン・アニマル)たちと緊急時こそ一緒に過ごしたいものです。

最近は緊急時のシェルターも以前よりは速やかに準備されるようになったようですが2004年の新潟中越地震では避難所に連れて行けない愛犬と自動車内で生活していた方がエコノミー症候群で死亡した事実もあります。

獣医師会と協定を結んでいる自治体

都道府県 青森県 岩手県 宮城県 山形県
岐阜県 京都府 兵庫県 岡山県



宮城県 名取市 岩沼市 大崎市 栗原市
石巻市
埼玉県 越谷市 蕨市 上尾市
千葉県 市川市
東京都 中央区 新宿区 墨田区 江東区
品川区 世田谷区 渋谷区 中野区
杉並区 豊島区 荒川区 板橋区
練馬区 足立区 葛飾区 江戸川区
三鷹市 昭島市 町田市 日野市
東久留米市 稲城市 西東京市
神奈川県 横浜市 相模原市 厚木市
伊勢原市 秦野市 平塚市
愛知県 名古屋市 岡崎市
三重県 四日市市 鈴鹿市 津市 名張市
松坂市 志摩市 南伊勢町
福岡県 北九州市

2011年2月17(木)の朝日新聞によると、自治体と地元の獣医師会が協定を結ぶ動きが広まっているという。その契機は1996年の阪神淡路大震災です。その数は56自治体(右の図を参照)。協定の内容はおおむね共通し、救護活動の役割分担を明確にしています。

私自身の経験では、13年前はマイクロチップを犬に埋め込むことに対して「読み取り機器が少ないから、余り効果がないかも」というネガティブな獣医師意見が多かったが、最近ではそれを推奨する動きが多いように思います。

記事によると「環境省は06年、災害時の動物救護を適切に行うように自治体に要請。日本獣医師会も07年、地方獣医師会に対し、自治体と協定を結ぶように呼びかけ協定締結の動きが活発になった」とあります。

マイクロチップ義務化の是非はあるにせよ、緊急時にやむなく離れ離れになってしまった家族を
路頭に迷わすことなく速やかに救い出させる術があることは
疲れた心身にとっては大きなやすらぎとなることは確かだと思います。

by @kazumiryu


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