中学二年生14歳へのきもの講演♪
2009-05-29 19:07:18
カテゴリー kimono
きょうは、朝から都内にある品川女子学院の中学二年生へ講演。
14歳206名への講演は、わくわくどきどき。
おとなへの講演は慣れてはいても、
正直な反応を即座に示す14歳は手ごわい聴衆である。
タイトルは「五感にまとう~きものの魅力・魔力・威力」
まず、「きものが好きな人」と尋ねてみる。
パラパラと手が挙がる。
「きものや浴衣をきたことがある人?」
ほとんどの生徒が手を挙げる。
「きものや浴衣をもっている人?」
こちらもほとんどが挙手。
つまり、七五三さんで着た経験がほとんどなのであろう。
そんな彼女たちに、6月から浴衣の着付けを指導する。
50分授業が3回。
例年の経験から、たったこれだけの時間で「たたむ、浴衣を着る、帯を結ぶ」
ということをいともやすやすと彼らは学んでしまうのだ。
こちらの言うことを聞いているのかしら…
などどいう不安は45分がすぎた頃には払拭される。
おとなは同様のことを指導しても、いろいろと背負う(笑)考えが多すぎて
無理であろうことを「楽しむ」というその一点でおこしてしまうのだ。
さらに、一度ゆかたをまとうと、どの顔もほんとうにこどもらしい笑顔が溢れる。
この瞬間は、わたしにとって何にもかえがたい感動である。
彼らは帰宅して、母親のきものをたたんであげることもあるそうだ。
父親がそんな娘をみて、ゆかたを誂えてあげようと思うこともあるようだ。
そんなエピソードを聞くたびに、私の60兆の細胞が喜びに震える。
今年も6月からはそんな感動に会えるのだ。
写真:本日の講演の一葉。
きものはノン・バーバル・コミニュケーション・ツールのひとつ
ということで、そでの長さを例にあげている。
本振袖104cm、黒留64cm、私のきもの49cm
