江戸時代にタイムスリップ
2012-07-28 17:57:21
カテゴリー kimono
江戸時代、呉服反物を扱う店は古着屋と区別して「太物(ふともの」と
染め抜かれた藍染めのれんを入り口に掲げていました。
これは反物一般をさした総称でもありますが、細い糸である絹でできた反物を呉服、太い糸の綿や麻を太物と区別したとも言われています。
鎌倉の住宅街を歩いていると、ショーウィンドーも何もない白壁にこのなつかしい(江戸時代の人間ではありませんが)藍に白く染め抜かれたのれんが目にはいりました。
「太物」の反対用語ではありませんが「細物(こまもの=小間物)」といえば当時くし、かんざし、はさみなどを様々な日用雑貨を扱う店でもありました。
ちなみに高麗物と書いて「こまもの」といえば舶来物を扱う店。
鎌倉のこのお店は入り口はきちんと締められており少々入りにくい感じですが
さぞやお宝が眠っているのではと、きもの心をくすぐられます。
次の機会には、お邪魔してみようと思います。
